[食堂へ戻る道を歩きながら、ふと脳裏に過ること。 シモンとオットーは、明確な敵。 霊能者たるカタリナは、自身を偽者と思うような発言をしていた。 ジムゾン、ディーター、ヤコブ。 彼らのうち一人でもシモンの側へつけば、もう、自分が処刑される未来しかない。 そも、シモンが人狼とは限らないのだから、ジムゾンとディーターのどちらかが無条件でシモンへ就く可能性がある。 残酷なまでのハードルの高さだ。]