[勘の赴くままに進路を選び、上を目指す。偉いヤツが高いところを好むのは本能のようなものだから、ロー・シェンもきっと上に連れてゆかれているはずだと。] みてろ よっ[果ての見えない螺旋階段…なのか回し車なのか?──の途中で、壁に背を預けて息を整える。と、不意に壁が抜けて、後ろに転がり落ちた。] ぅおあ…!