[任を果たしたカスパルに、そっと手を重ねた。彼の傷は心配だったが、荷馬車に乗せかえることはせず、騎士らしく戻ることを望むだろうと思って、寄り添う。] 聖地と姫は守られたと、皆に伝えよう。[負傷した者たちに一刻も早く治療を受けさせるべく、サシャに供を頼んで送り出す。自分は最後に、というのはいつも通り。**]