ー第2エリアー
[廊下へ出ると、室内に居たときよりもやはり騒音が鮮明に聞こえる。
医者という職業柄なのか、たまたまそう感じるだけか、悲鳴だけがより大きく聞こえる気がする。
彼の先導>>66に従い、廊下を行く。
ドロイドの行動が明らか変だ。]
...襲ってきてないか?
[いや、聞くまでもなかった。襲ってきている。
恐怖など感じなかった。目の前にいる警備員が守ってくれる。これは非常に申し訳ないからあえて口にだすことはなかったが、アクション映画を見ている気分だった。それほどに、彼らが格好良く、頼りになったのだ。
ある程度状況が落ち着いて来たところでディークが避難艇へ行っても、と言ってくれた。>>68
まさにその時であった。
大きく船が、空気が揺れた。自分の身体が再びパニックを起こそうとした。しかし脳内が瞬時に優先事項を訴える。]
ディークさん、私は避難艇へ行く。
きっと、避難艇の方には怪我人もいると思う。
[少しだけ早口に、そう伝えて避難艇の方へ走った。]