人狼物語−薔薇の下国

448 vinculum lapis


紅玉髄の氷女 ユーリエ

[実際友人達の中ではそろそろ体格差も出てきていて、自分の細さは気になっていた。
自分より小さかったり細かったりするヤツも居るから、まだ悲観する程でも無かったけれど]


…でも、本当早く大きくなりたいな。

最低でも、あいつより背高くならないと恰好つかないし。

[小さく零した愚痴を拾われたなら、やはり内緒だと釘を刺してから。
好きな子より背低いままって格好悪いだろ、とぶすくれて言った。
これも時が過ぎれば解決出来ることだと、信じ切っていて。

そろそろ次の街に行くと、郷を出ていく彼の背に手を振り見送る時だって、次は夢を叶えた自分で出迎えるんだと思っていたのに]

(160) 2016/09/17(Sat) 17:04:06

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