(…そんな資格が、俺にあるのか)[慕ってもらえるのは嬉しい。本来の兄気質のせいか、自分もつい構ってしまうことがある。それでも、何も知らないのか、純粋に信頼の目を向けてくれる彼らを見ると、たまにとてつもない罪悪感に駆られるのも事実で。]うん。…ありがとう。俺もディーターの魚が食べられなくなるのは、少し困るかな。[やがて男の話が始まれば。>>140目を閉じて耳を傾ける。豪快な男の口元から紡がれる『優しい』話に。男のぶっきらぼうな優しさに、感謝して。]