人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


破光装置 クレステッド


 ……

 『ドワーフの技は面白かった
  私はおまえたちが好きだ』


[笑みを消し、僅かに俯いたヒトガタの喉が別の声を紡ぐ。
ツィーアの核がチリン、と澄んだ音をたてた]


 『して…もう、おまえたちは喰ろうていいのだな?
  好きなものの死を得るのは私の喜びだ』


[重低の咆哮は、魔法兵器のもの。
最後尾といえその距離は決して遠くはない。
魔王の城は我が王を呼びながら、渓谷を動いて進み来ようとしていた]

(159) 2017/02/08(Wed) 08:08:51

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