貴女、自分の目的はもういいのね?[問いかけながら、靴音を鳴らして少女の側へ歩み寄る。抗うのなら全力を持って相手をしよう、と思ったけれど、彼女には抵抗する素振りもない。ならば、望みを手放して脱落するつもりなのだと、判断せざるを得ない]そうして、私に倒されにきたの?……馬鹿な子ね。[本当に、どうしようもないくらいに馬鹿正直だ。こういう馬鹿正直さには、情が湧いてしまうというのに]