いや、[どこかぎこちなく響く音。それに返す此方の言葉も、またぎこちない。差し出される金の紐は、あの日ベルフィに託したもの。いるのなら会いたいと会わず済むところへ行ってしまえと白き翼に託した伝言だ。]君は変わらないな。(本当に?)……………、元気そうで良かった。[紐を手に受け取る。言葉の最後、これは本心から告げ、ウェルシュは淡い笑みを彼へと向けた。*]