━ スライム風呂 ━[時間の流れに意味などない。蛇の瑠璃は、自室の巣を蛇の天使と共に出て、沐浴施設に来ていた] ……[両腕で抱え運ぶ天使は殆ど裸だった。透けそうに華奢な肢体には小さな下着と、胸元を隠す幅広の帯布だけ。そのまま、深い槽に満たされた微温のスライムに踏み込んで浸かった。一番粘性の低いものを選んだから、鱗の上、天使の翼の間もさらりと流れていく]