[王国軍の中を早足で、だが怪しまれない程度には毅然と歩いてゆく。と、盗賊一味のひとりに遭遇した。>>138蝋燭を使った時限着火装置の自慢と、ディークが手元に置いていた子供を目撃した旨を伝えられる。] ああ、情報感謝する。 人生、悔いなく男らしくいこうぜ、兄弟。[マーティンの口癖を挨拶代わりにして、拳を軽く合わせ、食糧調達に向うらしい彼を見送った。傭兵たちの刹那的で快楽的な生き方を見ていると、自由だなと思う。あの屈託のなさ、己と何かが決定的に違う。]