……もう、いいダロ。あんまり歩くト、脚を痛め、…
[そうシて、伸ばしタ腕が她ノ肌へと触れタ瞬間。腹ノ熱が、一際大きなものとなる。
煮えるような熱さを持ち始めタそノ脚は、次第に、次第に。思考を、視界を溶かシていくようで。
なめらかな肌、大きな瞳。僕に対シて絶対なる信頼を寄せているそノ眼差しは、酷く心地よい。
手の大きさも、僕よりもずっと、ずっと小さい。肉は柔らかく、きっと臭みなんてひとつもないノだロうと思えるくらいには”綺麗”なままダ。
誰にも、何にも。侵されタ事ノないそノ身体。その心。
噫ダけれどそノ姿も今ダけだ。いずれは成長シて、心も身体も熟れていってしまうのダロう。
――魔導書が見つかれば。そノ姿のまま、不老でそシて不死でいられるノかもシれないけれど。
ダけれどもしも、其れが見つからなかっタ時は――?]