人狼物語−薔薇の下国

340 下克上の服従試験


殭屍 アレクシス


 ……もう、いいダロ。あんまり歩くト、脚を痛め、…

[そうシて、伸ばしタ腕が她ノ肌へと触れタ瞬間。腹ノ熱が、一際大きなものとなる。
煮えるような熱さを持ち始めタそノ脚は、次第に、次第に。思考を、視界を溶かシていくようで。

なめらかな肌、大きな瞳。僕に対シて絶対なる信頼を寄せているそノ眼差しは、酷く心地よい。
手の大きさも、僕よりもずっと、ずっと小さい。肉は柔らかく、きっと臭みなんてひとつもないノだロうと思えるくらいには”綺麗”なままダ。

誰にも、何にも。侵されタ事ノないそノ身体。その心。
噫ダけれどそノ姿も今ダけだ。いずれは成長シて、心も身体も熟れていってしまうのダロう。

――魔導書が見つかれば。そノ姿のまま、不老でそシて不死でいられるノかもシれないけれど。
ダけれどもしも、其れが見つからなかっタ時は――?]

(159) 2015/06/04(Thu) 13:21:39

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