[ 続いて為された提案に>>122カレルは青空色の瞳を、僅かに細めた。そんな思案気な表情は、学生時代には見せなかったものだ。 ]そう、ですね。確かに僕も風龍峡には、用がありますし、教官のお手伝いも出来るなら、同行させてもらいたいです。一年前の御恩返し...というわけでもないですけど。[ 一年前、カレルと、同窓生数人は、卒業試験で、とある大冒険に引き込まれた。その時引率の教官だったアルヴィンには、散々に心配と迷惑をかけたという自覚があったから、最後の声音は殊更真摯な響きを帯びた。* ]