……カレル様……。[ベネディクトの言葉>>144があってもなお、譲らぬカレルの様子に、零れたのはため息ひとつ。何故、この王子《光》はこうも眩いのか、と。逸れた思考は、ずっと抱えている疼きを揺らす。心の内で揺れる、相反するものは一時、押し込めて]