[ぐるり、旋回から回り込むのは巨蛇の背面。巨蛇の意識は前方からの攻撃に向いているか。そのまま、背面からの上昇で頭上を取った所で] ……湍流![短い指示に応じて嵐龍は力強く羽ばたき、乱気流を生み出す。上から下へ、巨蛇全体を呑み込まんとする光の力をも帯びた嵐撃。それは、他の風を遮る事無く親和し、互いの力を高め合うもの。そしてその只中に、もう一つの嵐が飛び込んだ]