[ 打ち身には湿布を、火傷には軟膏と包帯で巻いてくれたか。右のほっぺたがガーゼで覆われてしまったけれど、火傷の傷を見せるよりは余程いい。無理はするなという先生に、ひとつ頷いてから。>>110安定剤と鎮痛剤の入った袋、少し煤けた制服のポケットを探る。しかし、それは見つからず、、落としてしまったようだった。ボタンをねじ込んだときだろうか、それは分からない。 ]