──── 貨物室周辺→メイン・サロン付近 ────
[ ついて行ったのは何故だろう。
1人では何処に行けばいいのかわからないから?
自分に何ができて、どうすれば良いのかわからないから?
ついて行けば、何らかの命令をされると思ったから?
まさか私がついて行く事で彼を悩ませていたとは知らず。>>105
おまじないを終えて振り返れば
彼はそれまでと違う空気を纏っていた、様に見えた。>>106
呟きは聞こえなくかった。>>107
あれ?と思ったけれど、こちらに向けられたその顔は
それまでのクレメンス様だったから、気の所為だと思って。
"行こうか"という声に"はい!"と返事をして
そのままメイン・サロンへ歩き出す。
その途中、通信機に連絡が入った。>>111
"ご主人様"と声に出す前に、クレメンス様が反応する。>>112 ]
ぁ……私がそちらに伺います…!
今どちらにいらっしゃいますか…?
[ そう言って、そのままクレメンス様とは別れたか。
別れる際、ぺこりと頭を下げる事を忘れずに。 ]*