ああ……正直この混乱の中だ、まともに動ける隊も少ないだろう。 何かあれば、通信で。……重ねて言うが、無理はするな。[そう告げれば、動けそうな歩兵数名に援護の指示を出し。そのまま後を任せ、皆の元へ飛んだ。……問いたい事は山のようにあった、が。最善を尽くそうと、翼は風を切る。その瞳には微かに、動揺を浮かべたまま**]