[応接室で仰向けになって、腕を両目に乗せながら荒い息をしている]はぁ、はぁ……あうっ……はぁ……、マズったねぇ……[ユーリエは看護師という職業柄、怪我人が一人出るとどれだけ周りの手が必要かよく知っていたましてや、病院もない孤島で、変死が起きた直後そんな時にみんなに迷惑をかけてしまうなんて]――ごめんね、ローレル……[横目で様子を見ると、ローレルもかなり満身創痍だ宿までは気力を振り絞ってくれていたのだろうけど]