これだけ美味しいものを作ってくれるなら、うちの野菜も使ってもらいたいなって思ったんです。[自分でも料理はするが、トーマスが料理してくれたものを食べてみたくなったのだ、と。そう言って微笑んだのは、やはりトーマスの料理に惚れ込んだから、ではあるが。かつて、自分が何時かなるんだと夢見た様な強い男、を具現化した様な見目への憧れも無意識に入っていた**]