すまぬ、お嬢さん。我輩の不注意であった。手を貸そう。『待て!存分に注意せよ!目線を合わせれば石になるかもしれんぞ!そう、それはこの国より遥か西に存在する国の話で……』[どこの3姉妹の話だと男は鎧の言葉に心の中でツッコみつつ、できるだけにこやかな笑みを浮かべながら手を差し出してみる。少々図体の大きさと、慣れぬ笑顔で少し怯えさせてしまうかもしれぬとちょっとだけ懸念しつつ]