[よりによって、こんな時に帰ってこなくても。
姉に会えた安堵と、こんな時に帰ってきてしまった彼女の不運をなげく気持ちが、心の中でねじれていました。]
姉さんこそ、元気そうで……。
[ぽつりと呟いて一息ついたその時に、ふとジェフロイさんの言葉>>147 が耳に入りました。
じろりとそちらを見て、わたしは意識せず低い声で言い返していました。]
似てませんから。
[こんな時間からお酒を飲んで、いたりいなかったりする変な人に、気にしていることを言われてかちんと来てしまいました。
なんだか、ここに来てから怒ってばかりいるみたい。
わたしものどが乾いたような。お茶でももらいにいこうかしら。]