カレル様。
[見事に的中する事となるのである]
……ここまで集まった情報だけでも、王都の状況は想像できるはず。
王子単身お戻りになるのは、あまりに危険に過ぎます。
[告げられた決意>>102は言うだろう、と思っていた事]
まずは、僕が向こうに戻り、状況を把握してきます。
ですから、カレル様はこちらでお待ちください。
[だからと言って、それにすぐに是を返す事はできない。
異形の大群が相手となれば、人間相手の常識は通じぬはず。
王家の者が無事である可能性は、限りなく低い、と青年は見ていた。
そうであれば、カレルの存在は大きな意味を持つ。
みすみす危機に晒す訳にはいかない、との判断は早かった……のだが]