ご、ご馳走なんてぇ……。
そう言って貰えるとぉ、嬉しいですぅ。
[自分が作ってくれると、何でもご馳走だ、と言われたら、嬉しさのあまりもじもじまごまごとしてしまうが、やっぱり瞳を潤ませながら微笑を浮かべた。]
えっとぉ……、ラフィさんの為にぃ、ご飯を作って待っててぇ、良いですぅ……?
[プロポーズの手順なんか知らないので、ラフィのうっかりに気付く事は無く。
と、唐突に自分の家族に挨拶をしないと、と言われたら、一瞬何を言われたのか理解出来なかったが。
でも、自分の家族に挨拶するという事は、やっぱり結婚前提の話かな?と思ったら、一気に恥ずかしくなりワタワタと慌てふためく。]
わ、私の家族ですぅ!?
えっとぉ、そのぉ……まずはぁ、ラフィさんのご両親にぃ、挨拶が先じゃないですぅ?
いやいや、まずぅ、私がぁ……挨拶して良いんでしょうかぁ……。
[シチューを食べる事が出来ず、真っ赤になりながら縮こまってしまった。]