人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園生 リヒャルト

[傷口を舐めた炎は、こちらも癒しの奇跡をもたらして。
間を置いて、呻くような声が上がる]

 ……っ!
 せんせー!?

[呼びかけに応じるように瞼が開き、藍色の瞳がこちらを探す。
視線が合った直後に投げかけられた問いかけ。
なんとなく力が抜けるような心地がしたものの]

 ……っ……いくらなんでも、寝ぼけすぎだろ、それ!

[最初に口を突いたのが突っ込みだったのは、赦されてほしいところ、だった。*]

(157) 2020/11/28(Sat) 20:07:56 (tasuku)

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