[傷口を舐めた炎は、こちらも癒しの奇跡をもたらして。間を置いて、呻くような声が上がる] ……っ! せんせー!?[呼びかけに応じるように瞼が開き、藍色の瞳がこちらを探す。視線が合った直後に投げかけられた問いかけ。なんとなく力が抜けるような心地がしたものの] ……っ……いくらなんでも、寝ぼけすぎだろ、それ![最初に口を突いたのが突っ込みだったのは、赦されてほしいところ、だった。*]