―メイン・サロン―
[嬉しそうに、えへへと笑うヴィクトリア>>146。
彼女の内心の思いまでは知り得ずとも、
その可愛らしい笑みに滲む気持ちに、
こちらも胸の奥がじんわりとぬくもるように嬉しくなり、微笑んだ。
戻って来たローが、ヴィクトリアを見て、何故か目を伏せる>>137。
その仕草に、どことなく胸騒ぎの様な感覚を覚えたのは、
どうしてだろう…。
ローが自分を見て胸の奥を痛むような気分を感じつつも
その理由を既に理解しない状態>>139であることや、
大切に思ってくれながら…もう一つの願い
のあったことにも、気づける由はなく。]