人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


影の軍師 アレクシス

-明朝:オプティモ砦へ(船上)-

 うーん……
 あの機械鳥では、こういうものって見つけられるのでしょうか。

[只管、その宵闇を見上げる。月が眠りにつき、太陽が微笑みかける。
船上で大鋸屑を、ゆるりと炙り、白い煙を天へと上げる。
所謂、狼煙である。流石に明朝に飛行は難しいか。
でもずっとこうしていれば、いつかあの男は気が付くのではなかろうか。]

 気が付かなければ………
 あとは祈るしかないのですがね。

[彼が、巫女姫を反政府軍の手から逃れられるように、機械鳥に乗せて欲しいだなんて。嗚呼、こういう時、巫女姫に語り掛けられるような”声”を使えたら良いのに。]

 ………そのうち、機械で手紙がやり取り出来たりするのでしょうか。

[やがて、ナミュールの地に電報や電話なる物が登場するのは。そう遠くない物語であろう。
それをアレクシス・ユレが手にする事は、恐らく、無いが。]

(157) 2015/03/17(Tue) 01:34:08

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