── 医務室:ジークムントと ──
[ ジークムントも駆けつけてくれたよう。>>107
状態を確認し、医療施設まで付き添ってくれたらしい。
その道中で、「愛されているのだな……」と呟いたのは、声量と相まってだれにも届かずに空気に溶けたけれど。
聞こえていたなら、 どこか自嘲の笑みを浮かべたかもしれない。
幸せになってはいけないのに………
目が覚め、ぼんやりとしていたのを待ってくれて。>>109
ぽつり、ぽつりと話しながら、処置は施されるまま。
人狼の死体を持ち帰り、研究しなければと思ったとは知る由もないこと。 ]