人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園後輩 フレデリカ

[語りたいことは幾らでもあった。
 けれどそのすべてを堪えて、ゆっくりと身を離す。
 状況を弁えているのだろう父も、同じようにした。
 しっかりと目を合わせながら、口を開く]

 ごめん、父さん。
 話は後で。

 ――大切な人が、今も戦ってるの。

[その言葉の意味するところは、絆の存在を知る父なら察せられただろうか。
 父は大きく頷いて見せると、脱出者の流れの方へ戻っていった]

[そして、最後にフレデリカ自身も収容施設を抜け、脱出に使った穴やトンネルを塞ぐ*]

(157) 2020/11/18(Wed) 23:32:16

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