[パメラの言葉>>145を聞けば、力なく頷く。そして、紅茶が運ばれてくれば、受け取ってソファへと腰掛ける。昨日は、この場にゲルトが座っていた。] ゲルトさん――……。[ぽつり、その名を呟く。彼を殺したのは、本当に人狼なのだろうか。内なる自分が手を下したのではないか。あるいは――…それこそが、人狼だったのだろうか。少年の内で、思考がぐるぐると駆け巡る。そうでなくとも――…ゲルトは、自分が持ってきた本のせいで、殺されたのかもしれないのだ。>>85]