[ ばちりと稲妻が光り、相手が横に飛び跳ねたかと思えば。
地を蹴る足を認識。
瞬きの間に、距離が詰まったけれど、 その程度は想定内。
肩口へと切りかかられた刀を、銃で受け止める。
骨まで響く、重たい斬撃。 ]
っ、……!
[ 腕に伝わる痺れに、小さく息を吐き出して。
力では押し返せはしないから、力をそのまま受け流すように、上部へと弾く。
威力が足らず、跳ね上がらなければ。
ひと先ず距離を稼ごうとする。
長い刃先、跳ね上げることが叶ったならば。
間合いの中であることは承知の上で
もう一歩。
ドロイドを砕いた掌底を一発。
顎へと向けて、叩きこもうと試みるが、如何に。 ]*