人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


絵本作家 ローレル

[厨房ならば、食べ物でいっぱいのはずです。
ローレルはひょっこりと、食堂の隣の厨房に入りました。
美味しい林檎や新鮮なトマト、燻製のお肉なんかがずらりと並んでいて、なにが入っているのでしょうか、足下には樽がいくつも置かれています。

すん、と嗅覚に頼れば漂うのは酢漬けの香。
これは、樽に入れられているのでしょうか?]

きっと、そうだとローレルは思いました。
見えないルーチェに向けて首を傾げてみたら、ルーチェもそうだというように頷き返します。
ならば、まずはこの香りのするものを食べてみよう。

[ローレルはそう考えるのでした。]

(157) 2015/01/31(Sat) 13:04:27

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