[男の立つ位置は周囲の見通しがしやすい。
小物の妖はレト達の陽動に掛かり、集まってきている。
邪魔はこれで入らぬだろう、肝心の蜃へと視線を向ければ土に纏わり付かれている>>141のが見えた。
重ねて、蜃へと向かい槍を振るう姿>>150も確認できて]
…土気を介してならば、私でも助けになれるか。
[己の金の気は蜃の水の気に直接触れるは避けるべきだし、何より今攻撃をしかけている彼女の木気に邪魔になりかねない。
だが、土気が在るならばそれを介して己の力をより引き出す事が可能となる。
蜃の胴を締め付ける土へと己が力を差し向けて]
───凝縮
[その中に混ざっている金属を集めて固め、拘束の強度並びに土の気の純度が上げようと術を紡いだ]