やっぱりカサンドラも忙しいのか。何処も大変そうだな。
俺はあまりに大変だから手伝え、って呼び戻されてな。
お陰さまというか一週間近くはこの船に滞在することにはなったが。
[慰めと再会を喜ぶ言葉を聞けば、笑顔で返し]
現地の星には見たこともない珍しい花が咲いてたのを思い出した。
今度戻って来た時、写真か現物を持って来ようか?
[夜にのみ咲く花、ランプのように薄い灯りを放つ花等が大量に咲き誇っていたのを思い出す。
どの種も普段見ることは出来ない圧巻の美しさ。
彼女が見ればきっと喜ぶだろう、と。
尤も総会が終わり、再び小惑星へと戻り再度銀羊号に乗る、ともなれば早くて数ヵ月後、遅くて翌年以降の話だろうが。
忘れないでおこう、と心に止め置き。
幾らか話した後、時刻を見れば打ち合わせの時間が近付いていた。
またな、と手を振りレストランを後にすることに。*]