こぉんの無礼野郎めっ!
例え若き身だろうが、列記とした大地の勇者が直系である
こ の 僕、アイルリート・マガーネルに何をするんだ!?
[眦と眉をギリッと逆立てて、バン、と左手で自分の胸を叩く。
ぽろりと飴玉がひとつ胸から零れ落ちただろう]
そんな身の程も弁えないで、こ の 僕に食ってかかる気概は認めよう!
僕に名乗らせたからには、お前も名乗りたまえ!
こ の 僕に手をだそうとしたいい度胸をした奴の名前をだ!
[魔法の力は当然の物の様に誇示しないが、自分の無礼も棚上げていた。
既にこの時点で、傍らの神官はパニックに目を回していたかも知れないが。
兎にも角にも、神官長にはこの報告は届けられる事になるのだろう。
『大地の方は、どうやらかなり悪い相性です…』とでも]