人狼物語−薔薇の下国

272 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサ


中学二年生 イェンス

[誰かに抱かれているのに気づいたのはしばらくしてから。
 恐る恐る少年は目を開け、痛む体をそっと起こす。

 すぐそば見えたのはまだ若い音楽教諭の血の気無い顔。
 代わりに、アスファルトは赤く染まっていた。>>22]

や、ヤダ……ウソ……。

[もし、無知な子供であればわからなかったかも知れない。
 けども、少年には分かってしまった。

 すぐそこに死が待っていると。]

(157) 2014/11/06(Thu) 23:24:27

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