第1中隊長を務めるノトカー・ラムスドルフです。これより、レイヴンウッド技術局主席代理の護衛任務に就かせていただきます。[ 姿勢を正し、”レイヴンウッド技術局主席代理”へと敬礼を返す。視線の位置の低さに、年月を感じる。敬礼のままで自分を見上げる、茜色の瞳。>>138――彼女はこんなに小柄だったのだろうか。命を預ける、という台詞には自分の言葉で返した。 ]貴方の命は全力でお護りします。[ 任務の為かは分からないが、唯一、力の篭った言葉だった。 ]