― 病室 ―[自分の目覚めに喜ぶ幼馴染>>153。両手で包まれた手から温もりが染み渡っていく] …… ……… ……[声を聞こうと耳が寄せられる>>154のに、思わず苦笑が漏れた。続けられた疑問も尤もだ、と声が出ない代わりに深く息を吐く。体力の戻っていないやや冷えた身体。喉へと伸ばされた手の温かさが少し心地良い]