人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園生 リヒャルト

[氷が溶け、水へと転じ。
そこに溶け込んだ癒しの祈りが傷を浄め、塞いでいく。
唯一の懸念は、刺さったままの剣――だったのだが]

 ……なっ……!?

[氷が溶けるた直後に燃え立つ炎の色。
驚きの声を上げている間に、それは掻き消えて]

 ……今、の……。

[先の歌に、炎の要素は織り込んでいない。
ただ、水と光で癒し廻らせるのが趣旨の術。
それだけに、突然の出来事には戸惑いを感じるものの]

(156) 2020/11/28(Sat) 20:07:49 (tasuku)

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