[ソマリにカップを差し出して、ふぅっと一息ついていると、なんていうか……甘々な言葉>>134 が聞こえたから、一瞬固まって。]
あはは、らしくないこと言うわね。
どうしたの?ソマリ。
……でもありがとう。
[思わず言ってしまったという風な顔をするソマリに、くすくすと笑って。
でも、素直に受け取って、目を細めた。
カレルやマーティンに言われたら、盛大に照れただろう言葉だったけれど。
……きっといけめん効果に違いない……そういうことにしておく。
本当は、ホッとしたことへのおれいの言葉。
ソマリと会話をしている今は、……いつもの花屋に戻っているような気がして、嬉しかったのだ。
ポロポロと端から崩れてゆくように消耗していた精神に、その言葉が浸透液のように、じんわりといきわたり、少し元気になった気がする。
(まだ終わっていない……。でも今だけは……。) ]