― 対策本部/少し前 ―[ キアラに続いて、サシャも男の中の生命体に声をかけてくる>>151ほわほわと、揺れる気配は温もりを増して、その意志が男にも判る形に伝わってきた ]<ありがとう、ごめんね>...て、言いたいみたいだぜ。[ この、臆病ないきものが、それを直接彼女達に告げられる日が早く来るといい、と、男は思う。それは、男自身が、サシャの言葉に思い当たる節がたっぷりとあったせいでもあった* ]