人狼物語−薔薇の下国

176 ねぼすけ狼とうさぎさんの黒い森


流民 ロー・シェン

[垂れた耳を唇で食んでは優しく擽る。
腕の中の小さな身体がそれに呼応するよう震えれば
「かわいい」と、小さく笑った]

 うさぎのままで、いたいかな、と思って。
 たぶん、あのまま耳を齧ってたら
 強制的に、オオカミになってたんじゃないかな、って。

 ――綺麗なまま、逃がしてあげたいとも、
 心のどこかで、思ってたかもしれない。

(156) 2014/04/21(Mon) 02:51:35 (presage)

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