― 307号室 ― …………。 悪いね、フリーデル。入るよ。 あんたに預けた鍵……一旦返してもらわなきゃならないみたいだ。[既にカタリナが斧でジムゾンの部屋を破ったとは知らず、シーツを掛けられたフリーデルへ、ぽつりと声をかけた。] ……ごめんね、あんた女の子なのにね。 男にまさぐられるよかマシ、かもしれないけど……。[フリーデルの遺体を探り、鍵を見つければ、彼女の少し乱れた衣類をまた整え][少しの間瞑目して、部屋を後にした。]