……っ! これはっ……!?[傷に突き立った二色の針から、糸が伸びる。闇と光、二つの力。絡み合うそれは、その狭間の存在たる影を巧みに捕えて行く] ……ちっ……こういう面倒なのは、歓迎しねぇんだがな![何とか振り払おうとしても、闇と光は影を逃さない。舌打ちひとつ。それでも、辛うじて右の手だけは縛の外へと逃して]