――現在:医務室――[ルームメイトに運んでもらうも何も、一緒に試合をしていたのがルームメイトである。他の誰かが肩を貸すと申し出てくれても、一笑に付して自分で歩いて医務室へと。意地っ張りと思われるのは、既に慣れている。だが、改めて言われると>>151ピクリ――…片眉が上がった。] …………プライドが高い、と言っていただきたい。[しかし、ディークの面に浮かぶのは、いつも彼がトールをからかう時に見せるような表情で。それを思うと、気恥ずかしいような複雑な心境だった。]