人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ 黒い魔物の軍勢の中、魔王の膝元まで迫った一団が引いて行く。
 多大な犠牲を払いながらも、彼らの最も大事な希望は譲らないまま。 ]

[ 盟主の分隊が歩兵隊と合流した、という報告をしてきた魔物を、
 テオドールは剣を抜き打ちざまに斬り捨てた。 ]

 俺が聞きたいのは、そんな報告ではない。

[ 返り血を浴びながら、テオドールは淡々と言う。
 周囲の魔物達は思わず一歩を引いた。 ]

 手負いの人間一匹に、何を手間取っている?
 お前たちは全員無能なのか?

(156) 2014/04/03(Thu) 00:25:40

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby