『想い』の力……、のう。[魔神の攻撃に対して幾重もの防御が張られ、更に攻撃へ転じる動きも生まれる。 その中で魔王の視線は、勇者の構える剣>>120へと向けられた。 此度その力を揮うのは、勇者本人ではないようだが] かつて、我輩の身に刃届かせたのも、そのような力であったか。[懐かしむように独り言ちるのは、伝説として残るや否やの、遠い昔の出来事]