人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


技工の天使 オズワルド

そう、か。
俺の全ては、無意味か。

[――……加護は、届かなかった。
実際の所無意味でも無かったが、オズワルドが知る由も無く、
最早自身の存在に意味を見出せなくなった。

浅はかだとは、彼一人を足止めした所で如何なる訳でも無いと
最初から自覚していた。
解っていて自ら囚われたのかと言えば否と言いたいが、
結果としてそうなったのであれば、同じ事である。]


ああ、散っていくな。
皆が皆消えて行く―――……美しく、空を飾っている。


[いや、心の何処かでは否とは言い切れていなかった。
心をも求めるジェフロイの存在に揺れていた、
そのせいか淡々と返す言葉も、何処か同意を示してもいて。]

(156) 2018/03/25(Sun) 21:36:18

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