[ 同時、床を踏みしめた足元から、ぼこりと、岩の塊が盛り上がり、忽ち、太い石柱となって、男の身体を上へと持ち上げていく。猫のような身軽さを持たぬ龍は、足場を自ら産み出す事によって、その身を敵手の頭上へと運び ]ハッ!![ 長槍の柄を両手と右肩で固定して、ブレスを搔い潜った弾丸を受けて暴れる竜の上へと飛び降りた ]