ー少し前―
いやいや、御嬢さんは十分お若い。
まぁ身を固める、固めないは縁や出会いもあるでしょうし。
貴女は貴女のままに生きれば様と思うのですけどね。
[と言いつつ、冗談は口だけ、という言葉には肩をすくめる>>66
高笑いする姿もなんとも魅力的だが。彼女の一番の魅力は、やはり。
仕事をしている時の真面目な姿と、ドレスに恥じらう姿だろうなとも思う。]
おや保留していただけるのなら幸い。
貴女の気持ちがどうなるのか、その移ろいをゆっくり待たせて頂きますよ。
[そう告げれば別のテーブルへと足を運ぶ彼女の背を見送った。]